AIでiPhoneアプリを3本作った。
12DL、37ドル、そして3円。
会社やチームではなく、個人がAIを使ってアプリを作り、App Storeへ出した記録です。うまくいったことだけでなく、大きく外した結果もそのまま残します。
AIなら、アプリは作れる。でも使ってもらうのは別の仕事だった
3Dゲーム制作では途中で挫折したこともあります。それでもAIを相棒にすると、コード、画面、翻訳、審査準備を一人で前へ進められました。Yahoo!フリマの購入管理や求人サイトのオファー管理など、自分専用のWebアプリも作っています。
一方で、完成しただけでは人には届きません。3本を公開して一番強く感じたのは、開発と集客はまったく別の工程だということでした。
1. わちゃ!
2〜8人で遊べるパーティゲーム集。心理戦、クイズ、カード、アクションをまとめ、ローカル通信とオンライン通信に対応しました。ロビーでもゲーム中でも、メッセージやスタンプを送り合えます。
収益:非消耗型のスタンプ&アイコン、広告
結果:リリース初日12ダウンロード。3作品の中で最も手応えを感じています。
2. World Archive
ほぼAIを使って制作した買い切りアプリ。2026年6月の公開から約2か月で37.18ドルの売上になりました。大きな数字ではありませんが、個人の作品に実際にお金を払ってくれる人がいたことは大きな経験でした。
World Archiveを見る3. なんでも!ランキング!
開発期間は約3か月。サブスクリプションと広告を収益源にしましたが、結果はAdMobの3円だけ。時間をかけて作ったものが、そのまま市場で評価されるわけではないと痛感した作品です。
なんでも!ランキング!を見る3本作って分かったこと
- AIは一人開発の速度を大きく上げるが、面白さの判断と最終責任は人間に残る。
- 大作を一度で当てるより、小さく公開して反応を見ながら改善した方が学びが多い。
- ストアへ出すだけでは発見されない。開発記録、紹介ページ、コミュニティとの会話が必要。
- 失敗した数字も、次の企画で「何を変えるか」を決める材料になる。
外出中も、自宅のAIと開発を続ける
この開発では、自宅のMacを起動したままにして、外出先からリモートでCodexへ指示することもあります。移動中や仕事の合間に修正内容を伝え、戻るまでに調査や実装を進めてもらう。AIは単なるコード補完ではなく、離れた場所でも制作を止めないための共同作業者になりました。
使っているのはプログラミングだけではありません。App Storeの審査文面、英語・韓国語への翻訳、紹介サイトへの掲載依頼、自前サイトの記事作成、宣伝方法の調査まで、必要な仕事をAIと分担しています。ただし、ゲームの企画、仕様変更、面白いかどうかの判断、公開の責任は自分で持ちます。
「AIに全部作らせれば終わる」というより、一人では同時に進められなかった仕事を、一つずつ具体的に渡せるようになったという感覚に近いです。失敗した3Dゲームも、大ゴケしたアプリも含め、その経験を次の一本へつなげています。
Claude CodeやCursorも使った上で、個人開発ではCodexが合っていた
業務ではClaude CodeやCursorも経験しました。その上で、今回のような個人開発ではCodex(ChatGPT)がかなり使いやすいと感じています。これは一般的な性能順位ではなく、あくまで自分の制作方法との相性についての感想です。
特に助かったのは、長い日本語の仕様でも意図のずれが起きにくいこと、すでに大きくなったソースを読みながら変更箇所を追えること、必要な画像素材も同じ流れで作れることでした。さらに、画面キャプチャを渡して「このボタンが読めない」「この余白に入れたい」といった見た目の問題を視覚的に共有できました。
コードだけ、文章だけ、画像だけにAIを分けるのではなく、アプリを公開するまでに発生する異なる作業を、同じ文脈のままつなげられたことが、一人で完成まで進められた大きな理由です。
いま一番遊んでほしいもの
現在いちばん可能性を感じているのは「わちゃ!」です。友達や家族が集まったとき、1本入れておけば違う種類の遊びを次々に始められるゲームボックスを目指しています。基本プレイは無料です。
「わちゃ!」を無料で試す